<B18> 思い通りになっても、人は満足できないの?!

どーも、ハイジです!

話題の人工知能。
最先端の事情なんて
全く詳しくないハイジですが、
今回は
『人工知能で都合よい関係』は、
幸せなのか? という話。

『人工知能』と聞けば私は
イコール『AIロボット』になり、
まず思い出すのは
『手塚治虫先生作:火の鳥』です。

火の鳥は『○○編』とう具合に
時空背景がわかれた話がつづられた大作で、
その中で人工知能を搭載した
人型ロボットが出てきていました。

例えばです、

自分好みの顔・体・声・性格で
見た目は人間にしか見えない。

なおかつ自分が望むように
話し・振る舞い・受け答えする。

アイドル、王子様、お姫様、
マンガやアニメ、ゲームの中の
素敵で仕方ない『あの人』も、
そのまんま『現実化』したモノが
自分のそばにいる状態を
想像してみてください。

理想通り、
文句のつけようもない、
雑念は持ってない、
問題なんておこさない、
勿論裏切ったりなんかせず、
余計な事は一切せずに
いつも自分の思い通りに接してくれる。

それって最高!

な、 ハズなのですが、
人間というのは難しい生き物のようで
それはそれで満足できなくなる、
とう話があります。

なんでも理想通りに
相手が接してくれて
最初こそ『幸せ』と思えても、
それでは満たされなくなる。

反論してこない、
いつも同じ様に振る舞う、
余計な事はしない対応に

「私の話ちゃんと聞いてない?」
「自分の意見はないの?」
「どうでもなんでもいいってこと?」

なんて風に人間は思ってしまうらしい。

題名は忘れちゃったけど
あるマンガでは、
全て都合良くつくったロボットは
いざ一緒に生活してみると満足できず、
人間のように間違えたり
うまくできない部分を
わざとプログラムしたって
話がありました。

アーティスト B’z(ビーズ)さんの
Love&Chainの歌でも

『不満がないのがとても不満で
自由こそが退屈と』

とありますが、

人はあるモノには満足してしまい
その時ないものをうらやんで
今手にない何かを
いつも追い求めている気がします

何が言いたいかというと、
『今の理想』通りになったとしても
しばらく経てばまた
現状に何か不具合を見つけ出して
『新たな理想』(欲)が出てくる、
それが人間ってもんだろうって思うんです。

ようは『青天井』
終わりはないんです、
どんなに望んだことも
いずれ終わりがきて
次のものへ関心は移っていく。

そう考えた時、
人間が持ち合わせる
気分的で曖昧で、時に利己的な
『不確定要素』 は、
実は愛すべき部分でも
あるのかもしれな。

完璧に自分の理想通りなモノも、
慣れてしまえば
結局物足りなくなく。

普遍的で安定しているモノへの
安らぎも確かにある。

しかし裏返せば
『心の破壊』が起きるのは
その安定があるからこそ
感じるものでもあり、
大なり小なり
『心の破壊』がなければ
自分が安定を
持ち合わせていた事にすら
気付けないのかもしれない。

昔作った歌に

『白は黒の中で目立ち
 黒の中で消えてなくなる』

なんて歌詞があったけど、

幸せだからこそ不幸に目がついたり、
不幸真っ最中だからこそ
小さな幸せが輝いてみえたり……

人工知能の発達で
理想のパートナーを
手に入れたとしても、

白(理想や幸せ)の中では
白は消えてなくなっちゃう


だからなのかね?
今度は少しほころびを求めてしまうなんて
本当に人間って難しい、

正直 めんどくせー 
そう思ってしまうハイジでした。

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